肩こり・首の痛み
顎関節症と肩こりの関係
当医院を顎関節症で受診される方の9割は肩こりを持っておられます。
顎関節症と肩こりの関係を説明します。
そもそも顎関節症の原因は頭の骨に対する下顎の位置ズレでしたよね。下あごの位置がずれると当然首から上の重心がズレます。
そうすると重心のバランスを取るために、頭の傾きや頸椎の並び方が変化します。
そしてその頭の姿勢を維持するために、首との筋肉が常時緊張することになり、肩こりが起ってしまうのです。
このメカニズムは、右のイラストで説明したいと思います。
頭、下顎、頸椎、舌骨、肩の骨は独立していて、それぞれはゴムバンドのようなもの(筋肉)によってつながっています。
そこで、一つのパーツ、ここでは下顎がそのポジションを変えることで、頭や頸椎、舌骨などに影響が出てしまうことは容易に想像ができるのではないでしょうか?
ですから、歯が1本もなくなってしまったお年寄りの方は、歯並びによるあごの位置のズレが無くなるために、肩こりや頭痛持ちの人はほとんどおられないのです。
そのような方にお話をお聞きすると、決まって「若いころはひどい頭痛で悩まされていましたが、いつからか(歯が抜け落ちてから)わかりませんが、年を取るにつれて無くなってきました。」とおっしゃいます。
しかし、肩こりを放置しておくのは良くありません。
肩こりがひどくなると、ミリタリーネックと呼ばれるような、本来持っているはずの緩やかなカーブ(前弯と呼ばれています)を失い、まっすぐに並んでしまうことで、首や腕に痛みやしびれを出してしまう、頸椎症を引き起こすこともあるのです。
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