治療の流れ

ニューロマスキュラー理論(神経筋肉理論)とは?

日本語に直訳すると、神経筋肉理論。
咬み合せの位置(顎の位置)を神経や筋肉にとって、最も調和のとれた状態にする考え方です。

従来の理論では、顎の関節中心の考え方でした。
そうすると、神経や筋肉、骨格のバランスにとって必ずしも良いとは限らず、負担のかかる咬み合せになることが多かったのです。

あごの関節にとっても、筋肉にとっても良い、歯並び・咬み合せにとっても良い、咬み合わせというのを検査して、見つけ出して、それを提供していこうという考え方です。

この理論は1972年にアメリカのジャンケルソン先生によって開発されました。
ニューロマスキュラー理論は咬み合せが原因で頭頸部(頭と頸椎周辺部)への痛みを持つ全世界の人を救おうというのが理念なのです。

今までの咬み合わせの診断は咬合器を使って、行っていました。 咬合器は人の顎の動きを精密に再現させる道具です。

ただ、どういう動きを再現してるかというと、咬んだ状態、歯を前後、左右に滑らせる、大きく開けるといった動きを再現するものであって、しゃべる、食事を食べる、飲み込むといった日常生活に必要な顎の動きを再現するものではなかった。このように、限られた動きを再現したとしても、人の顎の働きを理解し、正しい顎の位置を診断するのには限界があったのです。

そこで、ニューロマスキュラーコンセプトが出てきたのです。
K7というメディカル機器が登場し、筋肉の働きを調べる筋電計、顎の動きを三次元的にモニター上に映し出すようなコンピューターが登場し、人間の体をより深く理解することができるようになりました。それによって、その人が持つ咬み合せが体に調和したものなのか、筋肉の働きが正常かどうか、顎の関節に問題を起こしてないのか客観的に理解できるようになったのです。

下顎安静位とは、正しい顎の位置を診断する基準となる位置です。
下顎安静位から自然に顎が閉じてきた位置を筋肉位といいます。筋肉位がつまり、理想的なポジション。筋肉位と習慣的な咬み合わせの位置のズレを検査して、正していくのが治療です。

人の歯は頭がい骨とくっついているので、動きません。
しかし、下の歯は頭がい骨とはくっついてませんから、、自由に動けます。
上と下の歯は歯車でいうと山と谷の関係で、1か所で咬み合っています。これを習慣性の咬合位といいます。

習慣性咬合位と筋肉位がズレてることに問題があるのです。
習慣性咬合位はかならずしも、正しいとは限らない。ズレてることが多いのです。

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